ディオプターとは?
コンタクトレンズのケースに -3.50 などのような数値が書かれていて疑問に思ったことはないでしょうか。これは、近視度数を表すディオプターというものです。
ディオプターとは、眼科において、近視、遠視、乱視の度数を表す単位のことをいい、D や Diopter といった記号で表します。視力は物を見る目の力を表すのに対し、ディオプターは目の屈折力を表します。
遠視の度数はプラス( + )で表記されるのに対し、近視の度数はマイナス( – )で表記され、数値が大きいほど近視や遠視の度合いが高くなります。ディオプターの値が±0の状態が正視になります。
また、レーシックはディオプターを±0にする、つまり正視にすることが目標の手術です。
近視におけるディオプターとピントの合う距離の関係
例えば、-1.0Dとは、メガネやコンタクトレンズの装用などの矯正がない、裸眼の状態で、目の前の1m先まではっきり見える状態のことです。
-2.0Dとは、50cm先まではっきりと見える近視の状態のことです。
-10.0Dのような強度近視になると、10cm先までしかはっきりと見えないということを表しています。
ディオプターの測り方
ディオプターは目安としてですが、ご自身で測ることもできます。
裸眼の状態で本を手に持ち、腕をいっぱいに伸ばしてから、徐々に眼に近づけます。
測り方イメージ初めて文字がはっきりと見えた時、本から眼までの距離をcm単位で測ります。
100を、先ほど測った本から眼までの距離数(cm)で割った値がディオプターです。